今日はエンタメを離れた話を書きます。『佐藤正文の頭の中』です。
来る8月15日は、76回目の終戦記念日だそうです。
我が家の3人の子供たちには、戦争と平和、紛争、迫害、貧困、難民などが、今なお世界中で起こっていること、これはテレビの中の出来事ではないことを時々話します。
私は仕事柄、外国人に接することが多いので、日本に出稼ぎにくる人、豊かな生活を求めて日本留学をする留学生、日本で働いたお金を自分に家族に仕送りしている外国人のことも話します。日本は、①政治的な安定性があること、②アジア諸国の中で最初に経済発展をした国であるため、先行者利益を享受でき現在もそれなりに豊かな暮らしができること、③生活を楽しむためエンタメ興行が盛んであることなどを伝えてあります。
そして、今の日本の豊かな生活があるのは、日本を守るために多くの人が自分の命を捧げて戦ってくれたおかげであること、特攻で若くして亡くなった人のことも教えます。数年前に子供たちを茨城県阿見町にある予科練平和資料館に連れて行きました。子供たちには読めない漢字ばかりなので、代わりに読んで内容を説明しましたが、展示されている資料を食い入るように見ていました。
子供たちにとって、8月は夏休みで遊ぶこと、楽しいことばかりです。しかし、毎年8月の1日だけは、戦争、平和、迫害、貧困、難民など世界で起こっていることについて真剣に考えるきっかけを作る日にしています。
『佐藤正文の頭の中』では、佐藤正文の仕事への取組み、心構え、感想、日ごろ考えていることなど、つれづれなるままに、ひぐらしパソコンにむかい、心にうつりゆくよしなしごとを そこはかとなく書き綴ります。
第28号
2021年(令和3年)8月11日
執筆者 行政書士 佐藤正文