入管のサイトには、必要書類として「興行に係る契約書の写し」と書いてあります。興行ビザ申請に限らず、就労ビザ申請では契約書類はもっとも基本的かつ重要な書類です。
興行契約書、出演契約書、公演契約書、マネージメント契約書、専属契約書、実演家出演契約書、コンサート契約書、出演確認書、プロジェクト契約書、共同事業契約書、など名称の如何を問いません。
所属（契約）機関と出演先の施設を運営する機関との出演に関する契約書等も「興行に係る契約書」になります。例えば、出演依頼書、会場利用許可書、施設利用承諾書などです。
主催者以外が入管に興行申請をする場合、例えば、イベントの制作会社、イベンターなどが、主催者に代わって入管に興行ビザ申請をする場合、両者を法的につなぐ書類を提出して下さい。
ライブやコンサート、ファンミ、特典会、ショーケースなどでイベント主催者と会場を予約した会社が違う場合も、両者の法的関係を示す書類（請負契約書、業務委託契約書など）が必要になります。
この記事が皆様のお役に立つことを願っています。
お客様と行政書士で力を合わせて、一緒に問題を乗り越えましょう。
第57号
2021年（令和3年）9月18日
執筆者 行政書士 佐藤正文
